船の御朱印「御船印」を集めよう
今回は、新しい船旅の楽しみ方「御船印めぐり」をご紹介します。
「御船印ってなに?」という方も多いと思いますが、それもそのはず。2021年に始まったばかりのプロジェクトなんです。
詳しくは後述しますが、御船印とは神社やお寺でもらえる御朱印の船バージョン。全国の多くの船会社がプロジェクトに参加し、各社で独自の印を発行しています。
「御船印」を集めて巡る「御船印めぐり」。新しい旅の楽しみ方になりそうですよ。
御船印とは?
御船印(「ごせんいん」と読みます)とは、神社仏閣めぐりで集められる御朱印の船バージョンのことです。
「御船印めぐりプロジェクト」として、全国各地の船会社と連携して2021年4月にスタートしました。
各社が船や航路ごとに独自の御船印を発行し、港や船内などで販売しています。デザインはもちろん、プリント版・スタンプ版・手書きなど各社工夫を凝らした印を発行していて、旅の思い出にもぴったりです。
全国に参加している船会社があり、御朱印を集めるように、各地の御船印を集める「御船印めぐり」が楽しめます。
御船印はどこでもらるの?
御船印は、プロジェクト参加船会社の発着ターミナルにあるチケット販売窓口や売店、船内などで入手できます。御船印の価格は、300円~500円。
プロジェクトに参加している船会社は、記事作成の今日現在で、開始予定も含め92社です。
淡路島では、ジョイポート淡路島株式会社の運営する「うずしおクルーズ」と「明石海峡大橋クルーズ」でも御船印がもらえます。
最新の参加社は、参加社リストをご確認ください。
御船印めぐりなら「御船印帳」を入手しよう
御船印めぐりを始めるなら、御朱印帳ならぬ、「御船印帳」を入手しましょう。
公式御船印帳「瑠璃」は、蛇腹式になっていて最大46枚の印を貼ることができます。大きさは、縦18cm、横12cm、厚さ1.5cm。ビニールカバー付きです。
価格は税込1,980円。御船印が売っている売店等で入手できます。
公式御船印帳「瑠璃」以外にも、限定印帳や独自のオリジナル船印帳も発行されていますが、最初は公式の「瑠璃」を購入することをおすすめします。
印を集めることで認定される称号制度「御船印マスター制度」があり、申請する場合、非公式の印帳に貼り付けると別途エントリー台紙を用意する必要があり、手間と費用がかかってしまいます。
御船印帳を入手したら、プロジェクト参加船会社の船に乗って、御船印めぐりを楽しみましょう。
御船印は、御朱印同様、自分で船印帳に糊付けするタイプが多いですが、なかにはシール式で貼れるものもあります。
スタンプ版や手書きのほか、飛び出す仕掛け付きのものや、船印帳にじかにスタンプ数種類を押して完成させるものなど、バラエティに富んでいます。船によっては船長がサインや一言を書き入れてくれる場合もあります。
見返すと旅の思い出がよみがえる「御船印帳」になること間違いなしですよ。
御船印マスター制度
御船印を一定枚数集めることで認定される称号制度「御船印マスター制度」があります。
20社分を集めると「一等航海士(チーフオフィサー、通称:チョッサー)」の称号、さらに40社分集めると「船長(キャプテン)」の称号が得られます。
認定に必要な条件をクリアして事務局に申請すると、称号が認定され、シリアルナンバー付きの認定証が授与されます。
称号を目指しながら御船印めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。