淡路島七福神巡り【覚住寺(毘沙門天)】
淡路島七福神巡りの霊場の一つ、覚住寺(かくじゅうじ)は、毘沙門天(勇気の神様)をお祀りしているお寺です。
山号は「南隆山 覚住寺」。御本尊は如意輪観音。
推古天皇の頃(592年)聖徳太子の勅詔により創建されたと伝えられており、淡路島に200ほどあるお寺の中でも最古の歴史を持つお寺です。
毘沙門天(びしゃもんてん)は、多聞天とも言われ、仏教四天王の一人です。鎧兜を身につけ、右手には如意棒、左手には宝塔を持ちます。悪霊を退散させ、財宝をさずけると云われています。
覚住寺(毘沙門天)のご利益は、勝負運、金運・商売繁盛。
山門(仁王門)
覚住寺の周りはのどかな田園風景が広がり、駐車場からお寺までのアプローチもいい雰囲気です。
覚住寺は、聖徳太子により創建されたと伝わる、淡路島で最古の歴史を持つお寺です。
山門は大きくはありませんが、歴史を感じさせる造りになっています。
仁王門になっていて左右に金剛力士像がしっかりにらみをきかせて守っています。
お腹がぽっこり出ているのが、なんだかちょっとかわいらしいです。
山門には、足腰が丈夫になるように祈願する「お願いわらじ」がたくさん掛かっています。
覚住寺の境内
境内は広々としています。以前は山門を入ってすぐに本堂がありましたが、改修されて、一段上がった場所に移っています。
左手には「鐘楼」があります。鐘楼もきれいに建て替えられています。
隣には覚住寺の案内もありました。
覚住寺のご利益は、商売繁栄、家内安全、学業成就、心願成就。
心願成就が入っているので、何でも願いが叶っちゃいそうですね。
覚住寺の本堂(ご祈願)
それでは本堂で、淡路島七福神めぐりのご祈願をお願いします。
本堂あがって右側に受付があるので、ハッピー券を提示して奉納金を納めます。
覚住寺から淡路島七福神巡りをスタートされる場合は、ハッピー券が欲しい旨伝えるといただくことができます。
ちなみに、本堂入口の上には「多聞院」の大きな看板が掛かっています。
先ほどの案内板にも書かれていましたが、毘沙門天はインドの神様で、日本では別名を多聞天(四天王として北方を守護する神様)というそうです。
本堂左側のこちらでご祈願をしてもらいます。椅子も用意されています。
説法は霊場によって異なりますが、作法は基本的にはどこも同じ流れです。
お寺の御本尊は合掌ですが、七福神は神様なので最初と最後に二拍手を打ちます。
二拍手 → 読経 → 御真言(3回) → 二拍手
毘沙門天の御真言:おん べいしらまんだや そわか
御真言は目の前に大きく書かれているので、見ながら住職と一緒に唱えます。
祭壇前に大きな木彫りの毘沙門天像が祀られています。
勇気と戦いの神様で、左手には宝塔、右手には如意棒(意の如く願いを叶える棒)、足元に天邪鬼を踏んだ勇ましいお姿。悪霊を退散させ、財宝をさずけると云われています。
毘沙門像は、元日から旧正月までの期間だけ御開帳されますが、そのお姿は木彫りの像よりちょっと大きくて、さらに色も付いているそうです。
座布団に描かれているのは「ムカデ」。毘沙門天のお使いなので、ムカデを見つけても決して殺したりしないように、とのご説法をいただきました。
ご祈願の太鼓にもムカデが描かれていますね。
こちらは御本尊・如意輪観音の祭壇。特別に写真を撮らせていただきました。
御守りやお土産のコーナーもあります。
七福神巡りの恒例、かわいい毘沙門天おみくじもありますよ。七福神全種類を集めてみたくなりますね。
淡路島七福神めぐりハッピー券
淡路島内の七福神霊場で、淡路島七福神めぐりハッピー券で奉納金を収めると、ご祈願と併せて、お寺ごとに参拝記念品がいただけます。
覚住寺の参拝記念品は「福寿延命箸」でした。普通の割り箸ですが、なんだか使うタイミングが難しそうです。
覚住寺の駐車場
未舗装ですが、参拝者が無料で利用できる広い駐車場が用意されています。
駐車場から覚住寺の山門までは2分ほどです。
隣には上田八幡神社
すぐ隣には上田八幡神社があります。明治時代に神仏分離により覚住寺から独立した神社だそうです。
上田八幡神社の前にも広めのスペースがあり、足の悪い方などはこちらに駐車も可能です。
覚住寺の基本情報・アクセス
基本情報
- 時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
- 定休日:無休
- 参拝料:祈願料300円(お参りは無料)
- 御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
- 住所:兵庫県南あわじ市神代社家343
- 駐車場:無料
アクセス
車でのアクセス
神戸淡路鳴門自動車道・西淡三原IC~(20分)
公共交通機関でのアクセス
バス縦貫線「立石」が最寄りですが、バス停からは徒歩で30分ほどかかります
淡路島七福神巡り
「淡路島七福神巡り」は、淡路島各地の七福神(大黒天、寿老人、毘沙門天、恵美酒神、布袋尊、福禄寿、弁財天)を祀る寺社を巡拝する総距離約70kmの日帰りコースです。
淡路島を七福神が乗る宝船に見立てて、島内各所にあるお寺を参拝して巡ります。
それぞれ特徴のあるお寺を見学しながらお詣りをするのも楽しく、各寺では御祈願や法話を聞くことができるほか、参拝記念品や吉兆福笹などをいただくことができます。
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