淡路島でホタルが鑑賞できるスポット
これから梅雨の時期がやってきますが、この時期限定で楽しめるのが「ホタル観賞」です。
自然豊かな淡路島では、各地の河川やダムでゲンジボタルが乱舞する様子を観察できます。
今回は、淡路島でホタルを鑑賞できるおすすめスポットご紹介します。
ホタルのスポットは基本的には街灯がなく夜には真っ暗になります。昼間の状態で鑑賞スポットをご紹介していますので、当日迷わないですむよう参考にしてください。
また、ホタル観賞におすすめの気象条件や時間帯なども、あわせてご紹介します。
諭鶴羽ダム公園
淡路島のホタル観賞スポットの中でも一番有名であろう、南あわじ市の「諭鶴羽ダム公園(ゆづるはダム)」。
諭鶴羽山の麓にあるダムで、公園として整備されています。
春には桜の名所として多くの方が訪れ、そして夏はホタルの名所として人気です。
ホタルの鑑賞スポットは、ダム湖を半周ほど走った先にある奥の駐車場近くの橋付近。
マップ右下方面から諭鶴羽ダムにアプローチしてきて、そのまま真っすぐ進み、T字路を駐車場の案内に従い右に進むとすぐに駐車場があります。
桜やホタルの時期には混雑しますが、駐車場はかなり広いので安心です。
ちなみに、湖の外周は道が狭いこともあり、時計回りの一方通行になっています。
ホタルの鑑賞スポットは、駐車場手前の橋周辺。
川に降りる場合、一番近いのは、駐車場奥側出口近く。斜面を下って川に降りることができます。滑ることもあるので、気を付けて降りてください。
少し上流(ダムと反対方向)へ歩くと静かにホタルを鑑賞できるスポットもあります。
住所:兵庫県南あわじ市神代浦壁
駐車場:あり(無料)
成相ダム
同じく南あわじ市にある「成相ダム(なりあいダム)」もホタルの名所です。
諭鶴羽ダム公園から車で20分ほどの距離です。公園として整備されている諭鶴羽ダム公園と比べると人が少なく静かにホタル観賞を楽しめます。
ホタルの鑑賞スポットは、ダム湖を半周ほど走った先にある「ほたる橋」の周辺です。
駐車場がないのですが、ホタルシーズンには、地元の方が出ておられ、駐車スペースとして空いている路肩を誘導してくれます。
成相ダムでも、時計回りの一方通行が暗黙のルールになっていますのでご注意を。
ほたる橋の上からもホタルを見ることができますが、おすすめの鑑賞スポットは、少し上流にあります。
200mほど上流に歩いた先に、川へ降りることができる階段があります。(ほたる橋から2分ほど)
川に沿って遊歩道も設けられているので、小さな子どもさんでも安全にホタル観賞を楽しめます。
住所:兵庫県南あわじ市八木馬回
駐車場:なし(路肩等のスペースへ駐車)
鮎屋の滝
洲本市の「鮎屋の滝(あいやのたき)」もホタルスポットとして知られています。
鮎屋の滝は、鮎屋ダム下流約600mにある、落差14.5mの滝。周りを岩々に囲まれた自然の中、フォルムの美しい淡路島随一の滝として人気です。
遊歩道が整備されていて、気軽にホタル観賞を楽しめるスポットです。
タイミングにもよりますが、諭鶴羽ダム公園や成相ダムに比べるとホタルは少ないかもしれません。
駐車場も完備されています。
2024年4月には道路も拡張され、大型車でもアクセスしやすくなっています。
住所:兵庫県洲本市鮎屋
駐車場:あり(無料)
ホタル観賞のポイント
ホタル観賞の時期・時間
淡路島でのホタル観賞の時期は、例年、5月下旬から6月中旬頃までです。
また鑑賞の時間は、20時頃から21時半頃にかけてがおすすめです。この時間帯にホタルが最も活発に活動し、よく発光します。
ホタル観賞におすすめの気象条件
ホタルは、風が強い日や雨の日、満月の日にはあまり飛びません。また気温が低いときにもあまり活動しません。
ホタル観賞におすすめの気象条件は、月明かりがなく、雨が降っていない、そして風のない、蒸し暑い夜、ということになります。
ホタルを観賞するときの注意事項
ホタルは繊細な生き物。観賞の際にはホタルの活動に影響を与えないようにしましょう。
また、ケガなどないよう観賞するときには十分足元にも注意してください。
明るい光は避ける
ホタルは明るい光が苦手です。車のライトや懐中電灯、スマホ、カメラのフラッシュなど、光があるとホタルは草の中に隠れてしまいます。
ホタルの鑑賞ポイントまでは足場が悪いことも多いので、足元を照らしながら安全に向かう必要がありますが、現地に着いたら、明かりを消してホタル観賞を楽しみましょう。
大きな音を立てない
ホタルは音にも敏感です。物音があるとホタルが隠れてしまいます。
ホタルを捕まえない
ホタルは繊細な生き物です。手で触れることで傷つけてしまうこともあります。またホタルは自然界の一部、触れたり捕まえたりするのは避けるべきでしょう。
足元には十分注意
ホタル観賞スポットは、暗く、川近くの足場の悪い場所がほとんど。足を踏み外したり転倒などで大けがをしてしまうこともあります。観賞の際は足元には十分注意してください。