「らんまん」のモデル・牧野富太郎
淡路グリーン館でゆかりの植物を展示
2023年4月3日(月)から放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」では、「日本の植物学の父」牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリーが描かれています。
俳優・神木隆之介さんが、春らんまんの明治の世を、天真らんまんに駆け抜けた天才植物学者・牧野富太郎を演じます。
牧野博士は、94年の生涯において収集した標本は約40万枚といわれ、新種や新品種など約1500種類以上の植物を命名しました。
淡路島にもゆかりがあり、植物採取などのために二度にわたり淡路島を訪問しています。
現在、淡路夢舞台にある植物園「淡路グリーン館」では、淡路島での足跡を紹介する特設コーナーが設けられています。
牧野博士が命名した植物や植物図に描いた植物など、ゆかりのある植物の展示が行われています。
特設コーナーの見学は無料ですが、入館料が必要です。
牧野富太郎博士の特設コーナー
1階で受付を済ませて、エスカレーターで3階に上がった場所に、牧野富太郎博士の淡路島での足跡を紹介する特設コーナーが設けられています。
牧野博士を支えた神戸ゆかりの2人にスポットを当てたドキュメンタリー番組「花在ればこそ吾も在り-世界的植物学者を支えた神戸人」(サンテレビ)も放送されています。ちょっと長いですが、とてもいい番組なので、時間があれば是非視聴してください。椅子も用意されています。
館内には、オオタニワタリやウラシマソウなど牧野博士が命名した植物や、植物図に描いた植物など、ゆかりのある植物の展示も行われています。
展示されている植物や展示されている場所も書かれているので、見学をしながら探してみましょう。
「オオタニワタリ」の学名は「Asplenium antiquum Makino」。
沖縄の山菜としても有名な植物で、居酒屋さんなどでもメニューで見かけますが、牧野博士が発見・命名したものだったんですね。
新種や新品種など約1500種類以上の植物を命名したというのですから本当にすごいですね。
詳しい解説も書かれているので、時間があればじっくりと目を通していきましょう。
そのほかにも、ウラシマソウやサクラソウ、シラン、ヒトツバ、ヒメウツギ、マメヅタ、デンドロビウム・ノビル、ハハコグサ、マツバラン、ヤブソテツ、など牧野博士ゆかりの植物を観察できます。
淡路夢舞台公苑温室あわじグリーン館
「淡路夢舞台公苑温室 あわじグリーン館」は、淡路島北部の東海岸・淡路夢舞台にある日本最大級の温室植物園です。
不思議な造形の多肉植物や、色彩豊かな熱帯植物、恐竜時代から存在するジュラシックツリー、緑や花が美しいガーデンなど、さまざまな世界の植物が展示されています。
植物の上から空中散歩を楽しんだり、間近に眺めたり、トンネルをくぐってみたり、匂いを嗅いでみたり、展示方法にも工夫があり、大人から子どもまで楽しめます。
営業情報
- 開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
- 休館日:年2回
- 入館料(通常展):大人750円、シルバー370円、高校生以下無料
- 駐車場:淡路口駐車場357台、海岸南駐車場158台、夢舞台地下駐車場600台
- 駐車料金:普通車500円~、自動二輪100円
- 住所:兵庫県淡路市夢舞台4
※団体割引あり
※通常展では淡路島国営明石海峡公園とのセット券あり
日本最大級の温室植物園「あわじグリーン館」の展示内容や見どころをチェック!
日本最大級の温室植物園「あわじグリーン館」の展示内容や見どころをチェック!
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アクセス
車でのアクセス
・神戸淡路鳴門自動車道・淡路IC~国道28号線(5分)
・神戸淡路鳴門自動車道・東浦IC~国道28号線(5分)
高速バスでのアクセス
「淡路夢舞台前」で下車
ジェノバラインでのアクセス
岩屋港から路線バスで「淡路夢舞台」で下車