天の浮橋(あめのうきはし)
淡路島・おのころ島神社に行ったら、少し足をのばして「天の浮橋」(あめのうきはし、あまのうきはし)にも訪れてみてください。
「天の浮橋」は、神様が天と地をつなぐ架け橋で、国生み神話でイザナギノミコト・イザナミノミコトの二神が初めて降り立った場所。
「天の浮橋」に立って、天の沼矛(あめのぬぼこ)を持って海原をかき回したとき、その矛から滴り落ちた潮が固まって島となり、これが「おのころ島」だと言われています。
ここで見られる「天の浮橋」は、おこのろ島神社が「おのころ島」の候補地であることにちなみ江戸時代につくられたものですが、当時有名な観光地として旅人を集めたようです。
おのころ島神社の大鳥居から歩いて5分ほど場所にあります。
近くには葦原国(あしはらのくに)もありますので、散策がてら是非寄ってみてください。
天の浮橋の場所
おのころ島神社の公式サイトにわかりやすい地図が掲載されていますので、そちらでご紹介します。
大鳥居を出て、そのまま西にまっすぐ進むと、燈籠のあるT字路に当たります。
T字路を左に曲がって少し歩くと「天の浮橋」が見えてきます。徒歩で5分ほど。
写真はT字路からいま来た道を振り返ったところ。道路左側に榎列小学校。道路の先はおのころ島神社です。
ちなみに石碑には「碬馭廬島神社」(おのころ島神社)と書かれています。
天の浮橋を見学
住宅街の中にぽつんと「天の浮橋」がありました。
交通量の多い道路沿いにあるので、通行する車には十分注意してください。
きれいな案内板も用意されています。
「古事記」「日本書紀」によれば、神代の昔国土創成のとき伊弉諾命(いざなぎのみこと)・伊弉冉命(いざなみのみこと)の二神が降り立ったのが「天の浮橋」で、天の沼矛で海原をかき回したとき、その矛より滴る潮がおのずと凝り固まって島となったのが自凝島(おのころじま)であると伝えられている。
ここから北西約400メートルほどの距離に「葦原国」(あしはらのくに)もあるので、この後回ってみます。
囲まれているこの中が「天の浮橋」のようです。
この「天の浮橋」は、おこのろ島神社が「おのころ島」の候補地であることにちなんで江戸時代につくられたものだそうです。
「淡路名所図会」や「淡路国名所図絵」などにも取り上げられ、当時旅人を集める観光地として有名だったようですね。
やや期待外れの印象もありますが、こんな一見何もなさそうな場所が多くの観光客を集めていたと考えると、すごい場所なのかもしれませんね。
中には大きな岩があります。もう少し橋の形をイメージしていましたが、岩というのはどう理解すればいいのでしょうか。
ネットで検索してみると、「橋=雲」で雲を岩の形で表現しているのでは?と解釈されている方がいらっしゃいましたが、なるほど、そうかもしれませんね。
囲いにお賽銭箱もあり、また岩の上や周辺にもお金が供えられていて、いまも信仰を集めていることがわかります。
駐車場
「天の浮橋」には、駐車場はありません。
車の場合は、おのころ島神社の駐車場に車を停めて、歩いて見学に行きます。
おのころ島神社の大鳥居から「天の浮橋」までは歩いて5分ほどです。
また、「天の浮橋」から「葦原国」までは約5分。
天の浮橋の概要
時間:24時間見学可能
定休日:なし
参拝料:無料
駐車場:なし(おのころ島神社に駐車可能)
住所:兵庫県南あわじ市榎列大榎列
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