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国生み神話の「オノコロ島」はどこ?候補地は淡路島?沼島?おのころ島神社?

2024年1月14日

国生み神話の「オノコロ島」はどこ?候補地は淡路島?沼島?おのころ島神社?

オノコロ島はどこ?

日本最古の歴史書である古事記や日本書紀に登場する国生み神話。

国生み神話で、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)の二神が、国造りに先立って最初に創った島が「オノコロ島(オノゴロ島)」。

オノコロ島に降りた2神が、淡路島を皮切りに、大八島国(おおやしまのくに)と言われる日本の国土を生み出しました。

この「日本発祥の地」とも言えるオノコロ島の場所については、さまざまな説があり、候補地もいろいろとあります。

古くからいろいろと説がありますが、中でも、最初の国土とされる淡路島周辺というのが最も有力な説になっています。

実際に、淡路島には国生み神話やオノコロ島にゆかりの場所がたくさんあります。

今回は、オノコロ島の伝承地とされている淡路島内のスポットをご紹介します。

国生み神話

イザナギ・イザナミの二神石像

まずは最初に、国生み神話についてちょっと復習しておきましょう。

日本の国ができる遥か昔、

高天原(たかまがはら)に住む神々が、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)の二神に国造りを命じ、天の沼矛(あめのぬぼこ)という矛を授けました。

イザナギとイザナミの二神が、天に架かる「天の浮橋」(あめのうきはし)に立ち、下界を眺めると、国は混とんと漂っていました。

そこで、神々から授けられた天の沼矛を使って下界をかき回しました。しばらくして矛を引き上げると、潮が矛の先から滴り落ち、積もり重なって島になりました。これが「淤能碁呂島(オノコロ島)」です。

二神はオノコロ島に降り、「天の御柱(あめのみはしら)」と「八尋殿(やひろどの)」を建て結婚しました。

そして、淡路島、次いで四国、隠岐島、九州、壱岐島、対島、佐渡島を次々と生み、最後に本州を生みました。これら8つの島々を「大八島国(おおやしまぐに)」と呼び、これが日本の国土の始まりとなりました。

淡路島のオノコロ島候補地(伝承地)

絵島

絵島

最初の伝承地は、高速船のジェノバラインが発着する岩屋港のすぐそばにある奇岩の小島「絵島(えしま)」です。

長い年月を経て島が削られ今の独特な景観になっていることからも歴史を感じさせます。

2千年前の珍しい地層

2千万年以上前の砂岩層が露出した地質学的にも珍しい地層のようで、岩肌のしま模様が特徴的です。

すぐ近くには、イザナギ・イザナミと二神の最初の子である蛭子命(ヒルコノミコト)を祀る「岩樟神社(いわくすじんじゃ)」もあり、国生み神話との関連も思わせます。

住所:兵庫県淡路市岩屋884-4

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沼島

沼島

淡路島の南に浮かぶ、周囲10キロほどの離島「沼島(ぬしま)」。

オノコロ島の候補地はいろいろありますが、中でも沼島は最有力候補地と言われています。

沼島の「沼」は「天の沼矛(あめのぬぼこ)」に由来するという説もあります。

イザナギ・イザナミを祀る、その名もずばりの「おのころ神社」など、島内には国生みにゆかりのスポットもたくさんあります。

上立神岩

海から槍の先のような形の巨大な岩「上立神岩」が突き出しています。

「上立神岩」は、イザナギ・イザナミの二神が、「オノコロ島」に降り立ち、夫婦の契りを結んだ天の御柱(あめのみはしら)と言われています。

他にも、イザナギ・イザナミの契りの場、八尋殿だと言われる岩場など、いかにも神話の舞台になりそうな光景が広がります。

さや型褶曲(さやがたしゅうきょく)

沼島は、淡路島本島から4キロしか離れていないのですが、中央構造線という大きな断層上にあり、本島とは異なった地形になっています。

「1億年前の地球のしわ」と言われる、世界的にも貴重な岩石「さや型褶曲」も見ることもでき、沼島自体かなり古い地層であることが分かります。

住所:兵庫県南あわじ市沼島

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自凝神社(おのころ神社)

自凝神社(おのころ神社)

沼島にある「自凝神社(おのころ神社)」もオノコロ島の伝承が残る候補地の一つです。

山全体がご神体

地元では「おのころさん」と呼ばれ、山全体がご神体として信仰されています。

おのころ神社の拝殿

おのころ神社には、天地創造の神であるイザナギ、イザナミの二神が祀られています。

日本最初の夫婦とされる二神が祀られる神社。縁結びや恋愛成就などに強力なご利益があると言われているのもうなずけますね。

住所:兵庫県南あわじ市沼島73

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おのころ島神社

おのころ島神社

大きな鳥居がシンボルの「おのころ島神社」もオコノロ島の伝承が残る場所です。

沼島の「自凝神社(おのころ神社)」と名前が似ていますが、こちらは「おのころ“島”神社」。ズバリ「オノコロ島」の名前が付いた神社です。

「オノコロ島」の候補地の一つ

陸地にあるおのころ島神社がなぜ候補地になるのか?という疑問がわきますが、古代には海に浮かぶ小島だったようです。この辺りは入り江の中にあり、丘になっている部分が島になっていたと伝えられています。

確かに少し離れてみると島のように見えますね。

拝殿(神楽殿)

おのころ島神社も御祭神は、伊弉諾命(イザナギノミコト)と伊弉冉命(イザナミノミコト)の二神です。

鶺鴒石(セキレイセキ)

境内には、良縁を結ぶことで知られる「鶺鴒石(セキレイセキ)」があります。

鶺鴒(セキレイ)は古くから日本にいる鳥のことで、この石の上でつがいの鶺鴒が契りを交わしている姿を見て、イザナギとイザナミの二神が国生みを行ったと伝えられています。

天の浮橋

おのころ島神社を少し西に進んだ場所に「天の浮橋」もあります。

「天の浮橋」は、神様が天と地をつなぐ架け橋で、国生み神話でイザナギノミコト・イザナミノミコトの二神が初めて降り立った場所です。

この場所は、おこのろ島神社が「オノコロ島」の候補地であることにちなんで江戸時代につくられたものだそうですが、昔から伝承があったことが分かります。

住所:兵庫県南あわじ市榎列下幡多415

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淡路島以外の候補地

淡路島内のオノコロ島の候補地をご紹介しましたが、同じく兵庫県内、淡路島と播磨灘を隔てた家島(姫路市)も候補地とされています。

そのほかにも、和歌山県の友ヶ島なども候補地とされています。中でも昔から神聖な地と信仰されてきた沖ノ島も有力な候補地のようです。

「オノコロ島はどこかな?もしかするとここが日本発祥の地かも?」などと、歴史ロマンに思いを馳せながら、各地を訪ねてみるのもきっと楽しいですよ。

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