ei-toで「どんざ」の魅力を紹介するイベント開催
淡路島の漁師がかつて愛用した防寒着「どんざ」の魅力を紹介するイベントが、江井の複合観光施設「ei-to(エイト)」で開催されています。
「どんざ」は、藍で染めた木綿布を数枚重ね、刺しゅうをあしらった衣服。
淡路島では、江戸後期から昭和初期を中心に、漁師着や晴れ着として使われましたが、近年では使われることがなくなり、地元の漁師でも知る人が少なくなりました。
そんな「どんざ」のことを知ってもらおうと、「○○でどんざ」が昨年からスタート。
昨年10月に開催された第一弾「岩屋でどんざ」に続き、第二弾として「江井でどんざ」が開催されています。
淡路市の個人宅に保管されているドンザ7着の展示や、「ドンザとは何か」や「淡路島の紺屋の特徴」などを紹介するパネル展示が行われます。
「江井でどんざ」の開催は、2024年4月7日(日)から5月12日(日)まで。
無料で見学できます。
淡路島の刺し子のどんざ
昭和初期まで、漁師の仕事着そして、晴れ着であった刺し子の「ドンザ」。
漁師の仕事は厳しく、女性たちは夫や息子の身の安全を願い、藍で染めた木綿布を数枚重ね、一計ひとはり刺した丈夫な衣服を作っていました。
天井からどんざが吊るされ、間近に観察することができます。
雑誌でもどんざの特集が組まれています。
スタッフさんに声をかけると、どんざの試着も可能で、実際に羽織ってみて着心地を感じてみたり、どんざを着た姿で写真撮影をすることもできます。
江井でどんざ 開催概要
開催日:2024年4月7日(日)~5月12日(日)
時間:10:00~17:00(5月12日は~16:00)
場所:ei-to(旧江井小学校)
ei-to(旧江井小学校)
「ei-to(エイト)」は、2017年に閉校となった淡路市立江井小学校をリノベーションして再開発された複合観光施設です。2023年12月にオープンしました。
「サステナブル(持続可能)」をテーマに、増見哲が取り扱う割烹着ブランド「kapoc(カポック)」や藍染、カゴバッグなどのギャラリー&ショップ、オリジナルプリントが楽しめる工房、スペシャリティコーヒーを提供するカフェ、など魅力的な施設になっています。
営業情報
- 営業時間:10:00~17:00、カフェは8:00~18:00(L.O.17:30)
- 定休日:不定休
- 住所:兵庫県淡路市江井2622-3
- 駐車場:17台(無料)
【ei-to エイト】淡路島・旧江井小学校がファッションやカフェの複合施設としてオープン
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アクセス
車でのアクセス
・神戸淡路鳴門自動車道・北淡IC~(17分)
・神戸淡路鳴門自動車道・津名一宮IC~(17分)
高速バスでのアクセス
「高田屋嘉兵衛公園行」に乗車し「江井」下車、徒歩(8分)
ジェノバラインでのアクセス
岩屋港から路線バスで「江井高速バス停前」下車、徒歩(8分)