淡路島七福神巡り【八浄寺(大黒天)】
淡路島七福神巡りの霊場の一つ、八浄寺(はちじょうじ)は、淡路島七福神霊場の総本院で、大黒天(裕福の神様)をお祀りしているお寺です。
山号は「蓮台山」。御本尊は阿弥陀如来。
室町時代初期に建てられた高野山真言宗の古刹です。
大黒天は、左手に宝袋、右手に小槌を持ち、身・心ともに裕福を与えてくれる神様です。打ち出の小槌は「怠け心」や「弱い心」を打ち払って、人の迷いを晴らします。
「瑜祗七福宝塔(ゆぎしちふくほうとう)」や、「寶塔心柱育ての根元」など、パワースポットもあります。
神戸方面からも近く、八浄寺を七福神巡りのスタートにされる方も多いようです。
八浄寺(大黒天)のご利益は、五穀豊穣、商売繁盛。
八浄寺の境内
立派な山門です。「仏心開花の山門」と呼ばれています。
山門の敷石に刻まれている大きな蓮の花弁には、厄難を取り除き福徳を授かるご利益があるので、合掌礼拝して蓮の上を歩いて入るとよいそうです。
境内を進むと、大きな木の根っこが置かれています。
横の立て看板には「寶塔心柱育ての根元(ねっこ)」と書かれています。
樹齢380年の貴重な青森ヒバで、横に建つ「瑜祗七福宝塔」の心柱に使われている木の根元だそうです。
「木は気である」。380年分の気がこめられた、まさにパワースポット。直接触れることもできるので、たっぷり大気のパワーをいただきました。
七福神が並ぶ手水舎「七福神福手水」はセンサー式になっていて、近づくと手から水を出してくれる仕組みになっています。
八浄寺でお祀りしている大黒天さまからお水をいただきました。
瑜祇七福宝塔
八浄寺のシンボル「瑜祇七福宝塔(ゆぎしちふくほうとう)」。
普段は閉まっていて中は見ることができませんが、中はすごいようです。
こちらはパンフレットですが、太陽の光が差し込み、地下にある大きな水晶がその光を受け、エネルギーが四方八方に広がるそうです。
5月26日、11月26日、12月26日の年に3回だけ特別開扉されるので、是非その時には見てみたいですね。
※事前予約をすれば塔内の拝観も可能なようです(有料)
塔の前には「母念の碑」があります。境内はきれいに整備されていて気持ちいいです。
八浄寺の本堂(ご祈願)
こちらが本堂。自由に参拝ができますが、今回は淡路島七福神めぐりハッピー券でご祈願をお願いするので、先に受付に伺います。
本堂入って右奥の受付でハッピー券を提示して奉納金を納めます。
こちらで淡路島七福神巡りをスタートされる場合は、ハッピー券が欲しい旨伝えるといただくことができます。
他のお寺ではありませんが、八浄寺の受付では、氏名住所を記帳します。後に、氏名住所を記名してお祈りをあげてもらえるようです。
本堂左側のこちらでご祈願をしてもらいます。こちらでは椅子が用意されています。
大きな大黒天さまです。高さは2mあり、日本一大きい木造の大黒天像だそうです。
大黒天は、左手に宝袋、右手に小槌を持ち、身・心ともに裕福を与えてくれる神様です。打ち出の小槌は「怠け心」や「弱い心」を打ち払って、人の迷いを晴らします。
色も鮮やかで、フォトジェニックですよ。
ちょっと見づらいですが、大黒天の脇には、毘沙門天と弁財天も祀られています。
説法は霊場によって異なりますが、作法は基本的にはどこも同じ流れです。
お寺の御本尊は合掌ですが、七福神は神様なので最初と最後に二拍手を打ちます。
二拍手 → 読経 → 御真言(7回) → 二拍手
大黒天の御真言:おん まかぎゃらや そわか
御真言は目の前に大きく書かれているので、見ながら住職と一緒に唱えます。
ご祈願の後にお聞きする説法もいろいろと興味深い内容でした。
こちらの大黒天さまの名前は「甲子大黒天」。甲子は60ある暦の最初の年で良い縁起と言われているそう。
ちなみに、甲子園も甲子の年にオープンしたので甲子園と名付けられたそうです。
ここ八浄寺で一番人気のお守りが「身代り石」だそうです。欠けたり割れたりすると、大黒天さまが1回身代わりになった証になります。
八浄寺は、御守りやお土産コーナーもかなり充実しています。
七福神巡りの恒例、かわいい大黒天みくじもありますよ。七福神を集めてみたくなりますね。
四国八十八ヶ所 お砂踏霊場
本堂の隣には「四国八十八ヶ所 お砂踏霊場」があります。
中に入ると弘法大師さまが迎えてくれます。
裏に回るとずらりとお砂踏霊場が並んでいます。
第一番霊場から第八十八霊場まで、すべて踏み場が用意されていて、ここだけで88ヶ所のお参りができるようになっています。
お参りマップ
本堂の入口に「お参りマップ」が貼ってありました。
迷う境内ではないですが、これを見ながらお参りすると見落としがありませんね。
- 仏心開花の山門
- 寶塔心柱育ての根元
- 七福の森
- 瑜祗七福宝塔
- 大師堂
- 手水舎
- 弁財天女
- 本堂(大黒天)
- 八十八ヶ所お砂踏霊場
淡路島七福神めぐりハッピー券
淡路島内の七福神霊場で、淡路島七福神めぐりハッピー券で奉納金を収めると、ご祈願と併せて、お寺ごとに参拝記念品がいただけます。
八浄寺の参拝記念品は「幸せ実る花の種」と「幸せ三倍マッチ」でした。
花の種はかすみ草の種が入っていました。種を植えて、咲いた花の写真を送ると「幸せ招く記念品」がもらえるそうです。
あわじ花へんろ・花の札所
八浄寺は、あわじ花へんろ・花の札所の第47番になっています。
5月にはデイゴの花が咲き誇り、8月には紅白のサルスベリが楽しめます。
八浄寺の駐車場
八浄寺には、参拝者が無料で利用できる舗装された広い駐車場が用意されています。
八浄寺の基本情報・アクセス
基本情報
- 時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
- 定休日:無休
- 参拝料:祈願料300円(お参りは無料)
- 御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
- 住所:兵庫県淡路市佐野834
- 駐車場:無料
アクセス
車でのアクセス
神戸淡路鳴門自動車道・東浦IC~(20分)×
公共交通機関でのアクセス
あわ神あわ姫バス「佐野交番前」下車、徒歩(5分)
淡路島七福神巡り
「淡路島七福神巡り」は、淡路島各地の七福神(大黒天、寿老人、毘沙門天、恵美酒神、布袋尊、福禄寿、弁財天)を祀る寺社を巡拝する総距離約70kmの日帰りコースです。
淡路島を七福神が乗る宝船に見立てて、島内各所にあるお寺を参拝して巡ります。
それぞれ特徴のあるお寺を見学しながらお詣りをするのも楽しく、各寺では御祈願や法話を聞くことができるほか、参拝記念品や吉兆福笹などをいただくことができます。
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