諭鶴羽神社(中編)
諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)は、淡路島南部の諭鶴羽山にある神社です。
前編では、本社の境内から奥宮十二所神社までをご紹介しました。
今回の中編では、鶴羽古道を通って奥之院・頂上社へ行ってみます。
また、山頂から神社に戻って、見どころでもある天の浮橋遥拝所からの沼島の展望や山ぼうしの広場もご紹介します。
→ 【諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)】淡路島最高峰にあるパワースポット(前編)
★ 諭鶴羽神社(中編)奥之院 篠山神社~頂上社~展望台~山ぼうしの広場
→ 諭鶴羽神社(後編)行き方(アクセス)・駐車場・穴場の絶景スポット
諭鶴羽古道~山頂
諭鶴羽古道(裏参道)
諭鶴羽山は標高約608メートル。淡路島最高峰です。
奥宮十二所神社の横にある諭鶴羽古道を通って山頂へ向かいます。
山頂までは約500メートル。山頂からは裏参道になっていて、諭鶴羽ダムまで約3.5キロ。
山頂までは約15分。距離はそんなにないですが山道が続きます。
奥之院 篠山神社
5分ほど歩くと、奥ノ院の道案内の石碑が出てきます。
苔むしたアカガシの倒木の先に、奥之院「篠山神社」があります。
奥之院の御祭神は、伊弉諾尊、伊弉冊尊、大地主尊。
お社の前には御旅所もあります。
2千年以上も前、元々ここに諭鶴羽神社があったと伝わっているそうです。
諭鶴羽山山頂
奥之院からさらに10分ほど歩くと、山頂に到着しました。
ここが淡路島最高峰の山頂(標高608メートル)です。一等三角点もありました。
ちょっとかすんでいましたが、山頂からは三原平野が一望できます。
海側には沼島もちょっと見えていましたが、木々が生い茂り、思ったよりも眺望は開けていませんでした。
頂上社
山頂には頂上社があります。御祭神は、諭鶴羽大神、八天狗です。
御旅所もあり、4月の春例祭には御神輿がここまで上がってきます。
神社のいろいろな所に鶴がいますが、頂上社の鶴もかっこいいですよ。
天の浮橋遥拝所(展望台)
山頂から諭鶴羽神社に戻って、今度は「天の浮橋遥拝所」に行ってみます。
展望台になっていて、ここからオノコロ島と伝えられる沼島がよく見えます。
イザナギノミコト・イザナミノミコトの二神が降り立った諭鶴羽山が「天の浮橋」で、天の沼矛(あめのぬぼこ)で海原をかき回し、矛から滴り落ちた潮が固まってできた島「オコノロ島」が、目の前の沼島ということでしょうか。
伊弉諾神宮、おのころ島神社、千山、沼島など、淡路島は神話と密接に関連している場所が多く、本当にロマンがあふれますね。
山ぼうしの広場
「天の浮橋遥拝所」から斜面を上ると「山ぼうしの広場」があります。
広場には野生の鹿が来ていました。諭鶴羽ダムでもよく鹿を見かけますが、ダムの鹿と違い、ここの鹿はあまり人慣れしていないようですぐに隠れてしまいました。
丘の上には戦没者を祀る「平和祈念塔」が立っています。
それ以外には何もない場所ですが、誰もおらずとても静かな広場で、穏やかな気持ちで過ごせます。
山頂に行く前にこちらに寄った場合は、元の坂を戻らなくても、近道で(ちょっとだけショートカットして)古道の方まで抜けることができます。
無料休憩所 ゆずりは山荘
「天の浮橋遥拝所」の手前には、休憩所「ゆずりは山荘」があり、利用可能時間内であれば自由に中に入って休憩することができます。
中は昭和レトロな雰囲気!灯油ストーブなどもありました。
登山で上がって来る方も多いので、休憩所があるのは有難いですね。
後編ではアクセスや穴場の絶景スポットなどをご紹介
続きは「後編」で。諭鶴羽神社へのアクセス方法や駐車場、すぐ近くにある穴場の絶景スポットなどをご紹介します。
諭鶴羽神社(後編)行き方(アクセス)・駐車場・穴場の絶景スポット
【諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)】淡路島最高峰にあるパワースポット(前編)
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