1億年前の地球のしわ「さや型褶曲」
国生み神話の伝説残る、淡路島・南あわじ市の離島「沼島」。
上立神岩、おのころ神社、沼島八幡神社、弁財天神社など見どころも多い島ですが、忘れてはいけないのが「さや型褶曲(さやがたしゅうきょく)」です。
沼島は、淡路島本島から4キロしか離れていないのですが、中央構造線という大きな断層上にあり、本島とは異なった地形になっています。
さまざまな貴重な岩石が見られますが、世界的にも貴重な「さや型褶曲」。「1億年前の地球のしわ」を見ることができるのです。
沼島ターミナルセンターに必見スポット
沼島に着いたら、そのまま観光に出掛けてしまう方も多いですが、ちょっと待って!
沼島港のすぐ前にある「沼島ターミナルセンター」に必見のスポットがあるんです。
「沼島ターミナルセンター」に入ると休憩所になっていますが、中央辺りに目的のものがありますよ。
さや型褶曲
それがこの岩。模様の入っただけのただの岩のようですが、そうではありません!
この岩は「さや型褶曲(さやじょうしゅうきょく)」と言って、非常に珍しい岩なんです。
「1億年前の地球のしわ」と言われるように、沼島がまだ海底にあった頃、プレートの強い力がかかって、こんな同心円構造(金太郎アメのような構造)の模様になったんです。
説明に書かれているように、1994年に沼島の北端の海岸で発見されました。
海岸にあるため、見に行く場合は、漁船で島の周囲を巡る「おのころクルーズ」に乗るしかなく、また乗船しても潮の状況によっては見えないときもあります。
沼島以外では、フランス・カナダでしか見られないもので、地球の地殻変動が分かる、世界でも貴重な資料となっています。
1億年前の地球のしわを触ってみよう
そんな貴重な岩ですが、民家で見つかった同じ岩がここに展示されています。
近くでじっくり見ることができる上に、直接触ることができるんです。
1億年も前の地殻内部の動きを直に触って感じることができるのは貴重な体験ですよ。
船に乗る前でもいいので、忘れずに、見て、そして感じて帰ってくださいね。
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