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【淡路島・沼島八幡神社】神域の森に囲まれたパワースポット!春祭りも必見

【淡路島・沼島八幡神社】神域の森に囲まれたパワースポット!春祭りも必見

淡路島・沼島八幡神社

沼島八幡神社は、淡路島南部の離島「沼島」にある神社です。

室町時代中期、永享8年(1436年)に梶原俊景によって創建されたと言われています。

はるか昔から神域として信仰されてきた森の中にあり、境内裏には樹齢200年を超える木々が生い茂ります。

拝殿には多くの絵馬が掛けられ、沼島の神話や歴史をうかがい知ることができます。全国的にも珍しい逆羅針盤も天井に奉納されています。

誉田別命(ホンダワケノミコト)を御祭神にお祀りしていて、「海上安全」「四季豊漁」の神様です。

沼島にはパワースポットが多いですが、沼島八幡神社もその一つ。静寂に包まれた神域の森で心が清められます。

沼島八幡神社の行き方

沼島八幡神社は、淡路島・南あわじ市の土生港から沼島汽船で渡った沼島にあります。

沼島への行き方はこちらの記事を参考にしてください。

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沼島八幡神社の行き方

沼島に渡ったら、沼島港の近くにある「おのころぬしマップ」を見て出発!

観光スポットの看板

沼島港の前にある、こちらの公園からスタートです。沼島八幡神社(沼島八幡宮)までは420m。

海鮮・漁師料理「水軍」

漁港沿いに4分ほど歩くと「水軍」というお店が見えてくるので、そこを左に曲がってすぐ先が沼島八幡神社です。

「水軍」は、海鮮・漁師料理の人気店で、漁船で釣りあげてきた新鮮な海鮮がいただけます。アジフライが絶品です。夏場なら鱧もおすすめです。

沼島八幡神社

沼島八幡神社は、森の中に建てられています。

この森は、神社が創建されるはるか以前から、神域として信仰の対象として大切にされてきたと言われています。神聖な雰囲気が漂っていますね。

鳥居から拝殿までは石段が続き、石段の途中に立派な神門があります。鳥居から神門までの42段を男坂、神門から拝殿までの33段を女坂と呼びます。

段数にも意味があり、「大厄(たいやく)」にあたる、男性の42歳と女性の33歳を表しているんだとか。

説明書き

鳥居の横に説明が書かれていました。

室町時代中期、永享8年(1436年)に、梶原景俊が創建したと伝えられています。

先ほどの男坂・女坂のこともここに書かれていたものです。

手水鉢に上立神岩が!

手水鉢に上立神岩

鳥居前の右手にある手水鉢にも注目してください。

沼島のシンボルともいえる上立神岩の形をした岩から水が出ています。

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神馬像

神馬像

反対側には勇ましい神馬像もあります。

戦争で徴用されたのちに再建された経緯のある銅像で、この神馬像を見て平和を祈ります。

沼島八幡神社の社殿

狛犬の後ろに御神木

境内まではちょっと急な階段ですが、頑張って登ります。

階段を登りきると、狛犬が迎えてくれます。後ろに見える立派なクスノキは御神木です。

沼島八幡神社の拝殿

境内は神域の森に囲まれています。静寂に包まれていて、心が清められていくようです。

拝殿にはたくさんの絵馬が掛けられています

拝殿に入ると、天井にはたくさんの絵馬が掛けられています。

神話や沼島の歴史を伺い知ることができます

神話や沼島の歴史を伺い知ることができます。一つ一つ読んでいくと面白いですよ。

時間があればじっくりと読んでみてください。

上立神岩

沼島といえば「上立神岩」。イザナギとイザナミ二神の国生みの話や、上立神より大きかった下立神が地震と台風で破壊された話なども書かれていますね。

逆羅針盤

天井には十二支の羅針盤が奉納されています。

よく見ると方角が逆になっています。これは、船の上で進行方向を示す逆羅針盤になっているためです。いかにも海上安全の神社らしいですね。

逆羅針盤は全国的にも珍しいものらしいですよ。

拝殿から本殿を拝みます

奥には本殿があります。本殿の横にも狛犬がいました。

外から見た本殿

外からも本殿を見てみます。森の木漏れ日のなか厳かな雰囲気です。

屋根の両端についた千木(ちぎ)は外削ぎ(先端が地面に対して垂直)になっていますね。

巨木散歩道

沼島八幡神社神域 御案内

神社の境内を取り囲むように神域の森が広がっています。

社務所の横から巨木散歩道に入ります

案内板の反対側、社務所の横から巨木散歩道に入ることができます。

境内の裏は公園のような広場

境内の裏は公園のような広場になっていて、周囲には大きな木が立ち並んでいます。

樹齢800年の「八ツ又の木」

中でもひときわ目を引く巨木がありました。

こちらが、「八ツ又の木」と呼ばれてきた樹齢800年のシイの大木みたいですね。

沼島八幡神社のご利益

沼島八幡神社は、八幡さまの誉田別命(ホンダワケノミコト)がの御祭神として祀られています。

神社のホームページを見ると、配祀神として足仲津彦命(タラシナカツヒコノミコト)と気長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)もお祀りされているようです。

ご利益は、海上安全、四季豊漁。家内安全、開運などのお守りもいただけます。

お祈りの方法

名前と住所を書いておけば、無料でお祈りをあげてもらうことができます。

また、祈願料年間300円を袋に入れてお賽銭すると、毎月一日の月波祭で、無事と家内安全を祈ってもらうことができます。観光客の方にはこれは有難いですね。

御朱印

御朱印は、社務所ではなく、石段の下、鳥居の右手に宮司さんのお住まいがあるので、そちらでお願いします。

ここ沼島八幡神社の御朱印のほか、自凝神社(おのころ神社)、厳島神社(弁財天神社)、神明神社の御朱印もいただくことができます。

お守りや神札なども社務所ではなく、お住いの方で対応されています。

境内からは沼島の町が一望

境内からは沼島の町が一望

神社の境内は高台にあり沼島の町を一望。海の向こうに見えるのは淡路島本島ですね。

休憩場所にもなっているので、爽やかな潮風を感じながら一息つけます。

春祭り

沼島と言えば春祭りも見逃せません。

毎年5月3日と4日には、沼島八幡神社・春祭りが盛大に開催されます。

沼島が一年で最も賑わう2日間で、多くの観光客で賑わいます。

大漁祈願のだんじり唄を歌いながら曳く「曳きだんじり(ひきだんじり)」と担ぎながら回る「かきだんじり」が所狭しと町中を練り歩きます。

沼島水軍を彷彿させる勇壮な祭りらしく、一番の見どころは、曳きだんじりのダイブ!しぶきを上げながら海に飛び込む曳きだんじりの様子は圧巻です。

昔は、石段下の鳥居前まで入り江になっていて、だんじりや神輿が通る道がなかったんだとか。ほぼ海の中での走行だったため、旧暦の5月3・4日(6月頃)の大潮のときを選んで祭りが行われていたようです。

曳きだんじりが海に飛び込む時間は決まっていませんが、潮が満ちてきたタイミングで入ることが多いようです。また、潮の状況などによっては海に入らないこともあります。

沼島八幡神社の概要

時間:いつでも見学可能
料金:無料
住所:兵庫県南あわじ市沼島2521
アクセス:土生港から沼島汽船にて約10分、沼島港から徒歩で約5分

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