淡路牛と淡路ビーフの違い
淡路島観光の楽しみの一つと言えば、グルメ!
淡路島には美味しいものがいっぱいありますが、畜産の盛んな淡路島では牛肉も有名です。
淡路島ではいろいろな場所で「淡路牛」を使ったメニューがありますが、たまに見かけるのが「淡路ビーフ」の表示。
どちらも同じ“淡路の牛肉”。「淡路牛」=「淡路ビーフ」と思っている方もおられるかもしれませんが、実は全くの別物なんです。
それでは、「淡路牛」と「淡路ビーフ」の違いはなんでしょうか?
淡路畜産農業協同組合連合会のホームページのQ&Aに、『淡路牛』と『淡路ビーフ』の違いは?という問いがあり、以下のように書かれています。
Q9:『淡路牛』と『淡路ビーフ』の違いは?
A9:淡路牛は淡路島等で生まれ育つ、または淡路島での肥育期間が他県より長い牛(ホルス牛・交雑種・和牛等)を淡路牛と言われており、淡路ビーフは淡路島産の純血但馬和牛種で、厳しい認定基準が設けられており、年間約150頭程しか手に入りません。また、淡路ビーフ1頭ずつには淡路ビーフ証明書が存在し、淡路ビーフ取扱店のお店には『地球に立つ牛のブロンズ像』が置かれています。
淡路牛とは?
「淡路牛」とは、淡路島で産まれ育った牛、または淡路島以外で産まれても淡路島での飼育期間が他県よりも長い牛を言います。
自然豊かな淡路島の環境で育てられる牛はもちろん美味しいのですが、牛の品種は和牛、交雑種、ホルス牛を問いませんので、淡路牛と一口に言っても、提供される店舗によって肉質が異なってしまいます。
和牛:
肉質に優れる、日本在来の牛をもとにを交配・改良した種です。柔らかい肉質で、きめ細かなサシが入り、脂の風味が良いのが特徴です。
交雑種:
和牛と乳牛をかけ合わせたものを言います。肉質は比較的和牛に近く、和牛に比べ大きく育ちます。サシも適度にあり、和牛に比べ赤身が多めです。
ホルス牛:
乳牛種として飼育されていた品種ですが、雄としてして産まれた場合は食肉牛として飼育されます。サシが少なく、やや固めの赤身となります。
淡路ビーフとは?
「淡路ビーフ」とは、淡路島で産まれた純血の但馬牛(たじまうし)で、その中でも厳しい認定基準をクリアした牛肉だけに称号が与えられるブランド牛肉を言います。
淡路島は肉牛の一大産地。世界的にも有名な「神戸ビーフ」や「特産松阪牛」の約65%は淡路島で産まれ育った子牛です。
これらの子牛の中で、そのまま淡路島や兵庫県内で育てられ、さらに厳しい基準をクリアした選りすぐりにのみ「淡路ビーフ」の称号が与えられるのです。年間で150~200頭ほどしか認定されない幻しの牛肉のため、流通量が非常に少なく入手困難となっています。
超一級の肉質を誇る淡路ビーフは、その分、値段も高級です。
淡路牛のうち和牛を別に分けて三角グラフにしてみるとこんなイメージです。
流通量は、「淡路ビーフ < 淡路和牛 < 淡路牛」となっていて、淡路ビーフはごく少数しか出回りません。
淡路ビーフは本当に美味しい?
世界的にも有名な肉牛「但馬牛」。特に兵庫県では日本で唯一他府県産の和牛との交配を行わず血統を守っています。
「淡路ビーフ」は淡路島で生まれ育てた但馬牛の中から、さらに厳しい基準で選別された最高品質の牛肉。
但馬牛特有のきめ細かな筋繊維は、赤身とサシのバランスが絶妙。脂の融点が低いので、牛肉のしつこさがなく、口の中に入れると溶けるような繊細な食感が魅力です。
淡路ビーフにはオレイン酸が豊富で、脂の旨味もしっかり楽しめます。赤身にはイノシン酸も豊富に含まれ、噛めば噛むほど口の中に旨みが広がります。
しっかりサシも入っていますが、「コテコテした脂」ではなく、「サラリとした上質な脂」で、脂の重たさを感じることないので、赤身が好きな方でも美味しくいただけます。
淡路ビーフが買えるお店
淡路ビーフは希少で流通量はあまり多くありません。
淡路ビーフ1頭ずつ「淡路ビーフ証明書」で淡路ビーフであることが証明されています。
また淡路畜産農業協同組合連合会が認める淡路ビーフ販売店には「淡路ビーフ取扱店認定証」(牛のブロンズ像)が置かれています。
淡路島内で、淡路ビーフが買えるお店をご紹介します。
淡路市
- 淡路ビーフ新谷 志筑店:淡路市志筑1706
- 淡路ビーフ新谷 カリヨン店:淡路市志筑新島10-15(カリヨン広場内)
- スーパー「キンキ」 志筑本店:淡路市志筑1381-3
- スーパー「キンキ」 東浦店:淡路市久留麻字城原1976-3
- 株式会社 おのころ農園:淡路市野島蟇浦168-1
- 有井精肉店:淡路市志筑1642-1
- 淡路ビーフ 大河内:淡路市富島1595
- 淡路ビーフ とうげ:淡路市郡家80-6
- イザナギミート株式会社:淡路市郡家117-1
- 淡路日の出農業協同組合:淡路市志筑3112-14
洲本市
- 肉の小畑(淡路小畑):洲本市本町4丁目5-19
- 鮎原物産:洲本市本町3丁目1-8
- グルメプラザいりしお店(淡路ビーフ 入潮):洲本市下加茂1-1-57
- 御食菜采館(みけつさいさいかん):洲本市本町2丁目3-19
南あわじ市
- あわじビーフ こまつ:南あわじ市湊110(シーパ内)
- (株)嶋本食品:南あわじ市松帆志知川154
- 吉田精肉店 福良本店:南あわじ市福良乙87
- 吉田精肉店 パルティ店:南あわじ市市円行寺150(パルティ内)
- ミート&デリカ ムラカミ食品:南あわじ市神代地頭方1426-3
- 食肉卸 三昭株式会社 (※要予約):南あわじ市八木寺内327
- 美菜恋来屋(みなこいこいや):南あわじ市八木養宣上1408
- MEAT29(みーとにーきゅー):南あわじ市榎列松田210-1
- 兵庫銘柄牛の匠 肉のやまじ(※完全予約制):南あわじ市賀集野田36-15
淡路ビーフが食べられるお店
淡路島内で、淡路ビーフが食べられるお店をご紹介します。
淡路市
- レストラン大公:淡路市志筑2821-1
- 淡路黒毛和牛焼肉 三楽園 本店:淡路市大谷908-3
- 淡路黒毛和牛焼肉 三楽園 東浦店:淡路市久留麻2024-1
- 有井精肉店:淡路市志筑1642-1
- ステーキハウス genpei:淡路市岩屋923-4
洲本市
- GRAND CHARIOT 北斗七星135°(宿泊者限定):淡路市楠本2425−2
- オーシャンテラス:淡路市野島蟇浦816
- 海神人(アマン)の食卓 桟敷:淡路市野島常盤1042
- あわじ和牛亭:淡路市郡家245-1
- 淡路ごちそう館 御食国(みけつくに):洲本市塩屋1-1-8
- L’ISOLETTA(イタリア料理リゾレッタ):洲本市山手1丁目882-6
- ホテルニューアワジ ヴィラ楽園(宿泊者限定):洲本市小路谷20
- 夢泉景別荘 天原(宿泊者限定):洲本市小路谷1052-2
- ウェルネスパーク五色 浜千鳥:洲本市五色町都志1087
南あわじ市
- 松葉寿司:南あわじ市広田広田528-1
- 焼肉 平松:南あわじ市湊里159
- 焼肉 あらき:南あわじ市八木寺内1304