巨石信仰の岩上神社
岩上神社(いわがみじんじゃ)は、淡路島中央部の山中にある神社です。
高さ12メートル、周囲16メートルの神籠石(神籬石、ひもろぎいし)が祀られている巨石信仰で有名な神社です。
神様の降臨する巨石がご神体の、淡路島屈指のパワースポットでもあります。
極彩色が鮮やかな本殿は、県指定重要文化財に登録されています。
境内は自然豊かで、春にはヤマザクラ、秋にはモミジ・オオイチョウの紅葉も楽しめます。
伊弉諾神宮からも近いので、時間があれば是非立ち寄ってみてください。
参道から拝殿へ
参道の石段を上って岩上神社にお参りします。
石段を上がると拝殿があります。あまり広い神社ではなさそうです。
本殿
拝殿の裏にまわると岩上神社の本殿が鎮座しています。
室町時代の様式を伝える本殿は、天文10年(1541年)に龍田神社(奈良県三郷町)の旧社殿を移したと伝えられています。
きれいな色をした本殿ですが、平成15年に3年かけて修復工事され、極彩色鮮やかな創建当時の姿に復元されたそうです。
神社の創立は、社伝によると、天文10年(1541年)に、領主柳沢隼人佐藤原直孝が、大和国石上神宮の分霊を迎え祭祀して始まったと伝えられています。
本殿は、兵庫県指定重要文化財に登録されています。
狛犬がしっかり本殿をお守りしています。いいお顔の狛犬です。
こちらは御神木でしょうか。本殿の横には立派な木が立っています。
神籠石(ひもろぎいし)
本殿横の小高い山頂に岩上神社の御神体「神籠石(神籬石)」があります。
神籠石と書くと「こうごいし」や「じんごいし」と読ませることが多いですが、ここでは「ひもろぎいし」と読みます。
高さ12メートル、周囲16メートルもある巨石です。写真だと伝わりにくいかもしれませんが、目の前で見ると大迫力ですよ。
神の降臨を待って祭を行なったもので「ひもろぎのお岩さま」と呼ばれる自然石です。
神籠石は、室町時代に創建された岩上神社よりも古く、古くより神聖視され信仰の対象となっていたと言われています。
その大きさにも圧倒されますが、神様の降臨する岩と思って眺めると、さらなるパワーを感じます。
拝殿横にある神岩参道を登って神籠石の近くまで行くことができます。
参道の階段途中から社殿を上から眺められます。自然とマッチしていい感じです。
神籠石の真後ろまで上がることができます。
触ることはできませんが、その大きさを間近に感じることができます。
神籠石ごしに絶景!一宮エリア、そして播磨灘まで一望できます。
鐘楼
境内から少し山を下ったところに岩上神社の鐘楼があります。
せっかくですので、想いを込めて撞かせていただきました。静かな山の中に心地よい鐘の音が響きます。
ちなみに、境内のトイレ前にも鐘楼がありましたが、あちらは岩神寺の鐘楼なのかな?
岩上神社へのアクセス
岩上神社へのアクセスですが、カーナビに従えば迷わず行けますが、岩上神社の手前がせまい道になるので、迂回路を使ってアクセスすることをおすすめします。
伊弉諾神宮方面からであれば、途中にある案内版に従い進み、この場所を左折します。
少し山を上り、この場所を右折します。進行方向からだと岩上神社の看板が見えにくいので見落とさずに曲がりましょう。
後は道なりに進めば岩上神社に到着します。
逆方向から来る場合は少し注意が必要です。
ここを右折すると岩上神社なのですが、傾斜が強く、また道がせまいので、対向車が来てしまうとすれ違うことが難しいです。
ちなみに入口からすぐに鳥居があり、徒歩の方はこちらからお参りされるようです。
車の場合は、この案内に従い、迂回路を使う方がおすすめです。
この入口から、少し車を走らせると、先ほど伊弉諾神宮方面から来た時に左折した場所になるので、ここを右折します。
駐車場
山を登りきると境内に到着します。広場のようになっているので、こちらに駐車します。
境内には、聖徳太子が彫られた「聖観世音菩薩」を祀る「岩神寺」もあります。
岩上神社は、あわじ花へんろ・花の札所の第58番になっています。境内は自然豊かで、春にはヤマザクラ、秋にはモミジ・オオイチョウの紅葉も楽しめます。
スタンプ台は、社殿に上がる石段の右側にあります。
岩上神社の基本情報・アクセス
基本情報
- 時間:24時間
- 定休日:なし
- 参拝料:無料
- 駐車場:無料
- 住所:兵庫県淡路市柳沢614
アクセス
車でのアクセス
神戸淡路鳴門自動車道・津名一宮IC~(20分)
高速バスでのアクセス
「伊弉諾神宮前」下車、タクシー(10分)
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