岩樟神社(いわくすじんじゃ)
淡路島の船の玄関口、高速船のジェノバラインが発着する岩屋港のすぐそばにあるパワースポットをご存知でしょうか?
岩屋港の向かいにある恵比寿神社の奥に、岩屋城跡の崖下の洞窟に祀られた神社「岩樟神社(いわくすじんじゃ)」があります。
「岩樟神社」には、伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)、そして二神の最初の子である蛭子の三神が祀られています。
国生み神話を伝承する神社として、地元でも信仰の厚い神社です。
観光客にはあまり知られていない神社ですが、岩屋港からもすぐの場所にあるパワースポットなので、是非お詣りに立ち寄ってみてください。
恵比寿神社
岩屋港から国道側に向かってすぐ正面に恵比寿神社が見えてきます。
「古事記神話ゆかりの地」の石碑も立っています。
参道入口の左手に鶺鴒石(セキレイイシ)と呼ばれる大きな石があります。
鶺鴒は古くから日本にいる鳥のことで、この石の上でつがいの鶺鴒が契りを交わしている姿を見て、イザナギとイザナミの二神が国生みを行ったと言われています。
まずは恵比寿神社にお参り。境内も小さな神社です。
恵比寿神社には、御祭神として、蛭子命(エビスノミコト)と事代主命(コトシロヌシノミコト)の二神が祀られています。
岩樟神社は恵比寿神社の裏手にあります
恵比寿神社の社殿横を通り抜けて行くと岩樟神社が見えてきます。
岩樟神社の手前にはお地蔵さん(波戸地蔵尊)も祀られています。
奥には城山の岸壁に洞窟が口を開き、そこに岩楠神社が祀られています。
洞窟に埋められるように本殿があります。
岩陰になっていることもありちょっと雰囲気が変わります。
独特な空気を感じながらお詣りします。
洞窟の奥には祠が見え、ご神体が祀られているようです。
本殿の横にあるこちらの洞窟は、今は奥行き3メートルほどになっていますが、昔は52メートルも続いていたそうです。
左右に道が分かれ、右側は先ほど見えたご神体の祠につながっているようです。
昔の祭壇の跡なども残されているようですが、立入はしない方が良さそうです。
絵島がオノコロ島?
岩樟神社は、伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冉尊(イザナミノミコト)、そして二神の最初の子である蛭子の三神が御祭神です。
蛭子は、体がうまくできあがっていなかったため、葦舟に乗せて流されてしまうのですが、その舟が西宮に流れ着き、えべっさんで有名な「西宮エビス」の御神体になったとも伝えられています。
イザナギとイザナミが国生みの先立ち生んだ蛭子が岩屋から流された、ということになれば、ここ岩屋にある「絵島」=「オノコロ島」ということになるんでしょうか。
絵島は、岩樟神社のすぐ近く、ジェノバライン岩屋港のすぐ前にあるので、合わせて訪れてみてください。
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絵島を含めて、淡路島には国生み神話やオノコロ島にゆかりの場所がたくさんあります。
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岩樟神社の基本情報
基本情報
- 時間:24時間見学可能
- 定休日:なし
- 参拝料:無料
- 住所:兵庫県淡路市岩屋
- 駐車場:なし