ご利益いっぱいの淡路島七福神巡り
「淡路島七福神巡り」は、淡路島各地の七福神(大黒天、寿老人、毘沙門天、恵美酒神、布袋尊、福禄寿、弁財天)を祀る寺社を巡拝する総距離約70kmの日帰りコースです。
淡路島を七福神が乗る宝船に見立てて、島内各所にあるお寺を参拝して巡ります。
それぞれ特徴のあるお寺を見学しながらお詣りをするのも楽しく、各寺では御祈願や法話を聞くことができるほか、参拝記念品や吉兆福笹などをいただくことができます。
七福神のご利益にあずかって、福を呼び込む開運旅行に出かけてみませんか。
淡路島七福神
淡路島七福神
- 八浄寺(はちじょうじ):大黒天(裕福の神様)
- 宝生寺(ほうしょうじ):寿老人(長寿の神様)
- 覚住寺(かくじゅうじ):毘沙門天(勇気の神様)
- 萬福寺(まんぷくじ):恵美酒太神(律儀の神様)
- 護国寺(ごこくじ):布袋尊(和合の神様)
- 長林寺(ちょうりんじ):福禄寿(大望の神様)
- 智禅寺(ちぜんじ):弁財天(知恵の神様)
八浄寺(大黒天)
八浄寺(はちじょうじ)は、淡路島七福神霊場の総本院で、大黒天(裕福の神様)をお祀りしているお寺です。室町時代初期に建てられた高野山真言宗の古刹です。
大黒天は、左手に宝袋、右手に小槌を持ち、身・心ともに裕福を与えてくれる神様です。打ち出の小槌は「怠け心」や「弱い心」を打ち払って、人の迷いを晴らします。
「瑜祗七福宝塔(ゆぎしちふくほうとう)」や、「寶塔心柱育ての根元」など、パワースポットもあります。
神戸方面からも近く、八浄寺を七福神巡りのスタートにされる方も多いようです。
八浄寺(大黒天)のご利益は、五穀豊穣、商売繁盛。
営業時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
定休日:無休
料金:祈願料300円(お参りは無料)
御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
住所:兵庫県淡路市佐野834
駐車場:あり(無料)
【八浄寺(はちじょうじ)】大黒天(裕福の神様)- 淡路島七福神巡り -
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宝生寺(寿老人)
宝生寺(ほうしょうじ)は、寿老人(長寿の神様)をお祀りしているお寺です。
天平13年(740年)に聖武天皇の勅命をうけた僧行基が淡路島に建立を祈願し、行基が自ら彫り上げた地蔵菩薩を安置したのがはじまりとされています。
寿老人(じゅろうじん)は、手には寿命を記した絵巻物を付けた杖と、若さのシンボルでもある桃を持っています。
境内にある長寿橋を渡れば10年長生きができるといわれています。
宝生寺(寿老人)のご利益は、長寿、健康。
営業時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
定休日:無休
料金:祈願料300円(お参りは無料)
御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
住所:兵庫県淡路市里326
駐車場:あり(無料)
【宝生寺(ほうしょうじ)】寿老人(長寿の神様)- 淡路島七福神巡り -
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覚住寺(毘沙門天)
覚住寺(かくじゅうじ)は、毘沙門天(勇気の神様)をお祀りしているお寺です。
推古天皇の頃(592年)聖徳太子の勅詔により創建されたと伝えられており、淡路島に200ほどあるお寺の中でも最古の歴史を持つお寺です。
毘沙門天(びしゃもんてん)は、多聞天とも言われ、仏教四天王の一人です。鎧兜を身につけ、右手には如意棒、左手には宝塔を持ちます。悪霊を退散させ、財宝をさずけると云われています。
覚住寺(毘沙門天)のご利益は、勝負運、金運・商売繁盛。
営業時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
定休日:無休
料金:祈願料300円(お参りは無料)
御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
住所:兵庫県南あわじ市神代社家343
駐車場:あり(無料)
【覚住寺(かくじゅうじ)】毘沙門天(勇気の神様)- 淡路島七福神巡り -
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萬福寺(恵美酒太神)
万福寺(まんぷくじ)は、恵美酒太神(律儀の神様)をお祀りしているお寺です。
淳仁天皇淡路陵の墓守をする僧の宿坊として創建され、1200年の歴史を持つお寺と云われています。
恵美酒太神(えびすたいじん)は、いわゆるえびす様。右手には釣り竿、左手に鯛を抱きかかえる姿で、漁業・商業の福の神様です。
萬福寺(恵美酒太神)のご利益は、海上交通安全、漁業、商売繁盛。
営業時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
定休日:無休
料金:祈願料300円(お参りは無料)
御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
住所:兵庫県南あわじ市賀集鍛治屋87-1
駐車場:あり(無料)
護国寺(布袋尊)
護国寺(ごこくじ)は、布袋尊(和合の神様)をお祀りしているお寺です。
京都の国宝・日本三大八幡「石清水八幡宮」を開いた行教により創建されたと云われている由緒あるお寺です。
布袋尊(ほていそん)は、中国に実在した禅宗のお坊さん。弥靭菩薩の化身ともいわれ、清濁併せ呑む布袋腹を持ち、笑顔を絶やさない様子から、家内和合、平和の神様として信仰されています。
参道の両側に桜並木が続く桜の名所としても知られています。
護国寺(布袋尊)のご利益は、家庭円満、和合。
営業時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
定休日:無休
料金:祈願料300円(お参りは無料)
御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
住所:兵庫県南あわじ市賀集八幡732
駐車場:あり(無料)
長林寺(福禄寿)
長林寺(ちょうりんじ)は、福禄寿(大望の神様)をお祀りしているお寺です。
天平9年(737年)に行基により創建されました。延喜元年(901年)には菅原道真が参詣したと云われています。
福禄寿(ふくろくじゅ)は、その名前のとおり、福(幸福)、禄(財産)、寿(長寿)の神様です。
境内には淡路島特産のいぶし瓦でできた福禄寿像もあります。
長林寺(福禄寿)のご利益は、子孫繁栄、金運、長寿。
営業時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
定休日:無休
料金:祈願料300円(お参りは無料)
御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
住所:兵庫県洲本市五色町都志万歳975
駐車場:あり(無料)
【長林寺(ちょうりんじ)】福禄寿(大望の神様)- 淡路島七福神巡り -
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智禅寺(弁財天)
智禅寺(ちぜんじ)は、弁財天(知恵の神様)をお祀りしているお寺です。
弁財天(べんざいてん)は、七福神の中でただ一人の女神。弁舌・音楽・学芸・才知の女神として信望され、福徳財運の神様としても信仰されています。
智禅寺の弁天様は、珍しい「八臂宇賀神弁天」で、八本の腕を持ち、手には刀や弓、宝珠などが握られています。
本堂には、マツコデラックスさんにそっくりと話題になっている弁天様もいるので、是非探してみてください。
智禅寺(弁財天)のご利益は、芸能、学問、金運。
営業時間:8:00~17:00(お参りは24時間可能)
定休日:無休
料金:祈願料300円(お参りは無料)
御朱印:七福神御朱印、御本尊の御朱印あり
住所:兵庫県淡路市草香436
駐車場:あり(無料)
【智禅寺(ちぜんじ)】弁財天(知恵の神様)- 淡路島七福神巡り -
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どの順番に回る?七福神巡りのおすすめルート
7つのお寺をどの順番で巡るといいのでしょうか?
どこからどう巡ってもいいですが、日帰りであれば、北から南に向かって巡るルートか、ぐるっと時計回りに巡るルートが一般的です。
おすすめのルートは、時計回りに巡るルートです。七福神を祀るお寺は海岸線沿いに多く、海岸線ドライブを楽しみながら巡ることができます。
神戸方面からであれば、一番北側にある八浄寺(大黒天)からスタートして時計回りに巡ると良いでしょう。
① 八浄寺(大黒天)
(移動:25分)
② 宝生寺(寿老人)
(移動:40分)
③ 覚住寺(毘沙門天)
(移動:10分)
④ 萬福寺(恵美酒太神)
(移動:5分)
⑤ 護国寺(布袋尊)
(移動:30分)
⑥ 長林寺(福禄寿)
(移動:15分)
⑦ 智禅寺(弁財天)
淡路島七福神巡りの所要時間は?
淡路島七福神巡りは、淡路市・洲本市・南あわじ市の3つの市にわたって7ヶ所のお寺をお参りしますが、1日でも回ることが可能です。
移動時間が合計で約2時間。それぞれのお寺での滞在時間を30分間とすると、7つのお寺で約3.5時間、食事時間で約1時間。
大まかですが、淡路島七福神巡りの所要時間は約7時間です。
交通事情や途中の寄り道などでも時間は変わってきますので、ご参考までに。
淡路島七福神巡りの料金は?
七福神巡りの料金ですが、交通費は別にして、お参りだけであれば料金はかかりません。
七福神の祈願をお願いする場合は、それぞれのお寺で祈願料300円が必要です。
淡路島七福神めぐりハッピー券
七福神すべてを回るなら「淡路島七福神めぐりハッピー券」がおすすめです。
どのお寺でも良いので、最初にお参りしたお寺でハッピー券が欲しい旨伝えるといただくことができます。
各お寺でご祈願の奉納金を収めるとハッピー券に判子を押してもらえます。
ハッピー券をもってお参りをすると、各寺でお接待(記念品)をもらうことができ、最後のお寺では吉兆福笹を受け取ることができます。
まとめ
今回は、淡路島の人気観光コースの一つ、淡路島七福神巡りをご紹介しました。
それぞれのお寺に個性豊かな七福神が祀られていて、淡路島の豊かな自然と歴史を感じながら、霊場巡りが楽しめます。
1日で7ヶ所全てのお寺を巡ることも十分可能な距離で、どこも訪れやすい場所ばかりなので、霊場巡り初心者でも安心です。
七福神のご利益にあずかって、福を呼び込む開運旅行に是非出かけてみてください。