土のミュージアムSHIDO
「土のミュージアムSHIDO(しど)」は、淡路島西海岸・多賀の浜海水浴場近くにあるアートミュージムです。2023年1月にオープンしました。
淡路島で創業110年の老舗土壁メーカー「近畿建材工業」が立ち上げた ”土の魅力” を体験できるミュージアムです。
さまざまな土壁サンプルが展示されるほか、気鋭アーティスト達とコラボした現代アート展なども開催されています。
「SHIDO(しど)」という名前は、漆喰の「SHI」と土の「DO」から。内装は国際的に活躍する淡路島出身の左官職人・久住有生(くすみなおき)氏、設計は淡路島を拠点とする建築設計事務所「HIRAMATSUGUMI」が手がけました。
全面ガラス張りのミュージアムは、中も外も独創的なアート空間となっています。
まるでカフェのようなデザイン
建物は全面ガラス張り。まるでおしゃれなカフェやレストランのようなデザインです。
真正面から見ると何かに見えませんか?漢字の「土」の字に見えるのは私だけでしょうか。
土壁のショールーム
土壁のショールームになっていて、いろいろな土壁のサンプルが展示されています。
階段状になっていて、自由に上がって見学することができます。
土壁のショールームは、アートギャラリースペースも兼ねています。
床の土間たたきが、平らではなく、波打つように盛り上がっているのが分かりますか?
淡路島の自然美をモチーフに作られた地面は、平面的ではなく、独創的な空間でアートを鑑賞できるように工夫されています。
乾燥してひび割れた田んぼのような土壁。古いようで新しい、そんなアートのような土壁を体験できます。
施設の説明をしていただいた、近畿壁材工業・濵岡社長の「土壁もアート」という言葉のとおり、土壁自体も一つのアート作品として楽しめます。
伝統的な土壁と現代アートのコラボ
SHIDOでは定期的に気鋭のアーティストとコラボした現代アート展が開催されています。
取材時には、香川県在住の抽象作家kuroma氏とコラボした「Hope comes out kuroma 個展」が開催されていました。
抽象作家kuroma個展 土のミュージアムSHIDOで4/22-6/4開催(淡路市多賀)
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伝統的な土壁と現代アートが思いのほか相性がいいですね。
ワークショップスペース
ミュージアムの中には、ワークショップやトークイベントなどが開催できるスペースもあります。
泥染め、土絵画など、土の魅力に触れられるさまざまな土体験ができるワークショップの開催が予定されているようです。
ミュージアムの外にも、塗り壁体験ができる施設がありました。
上手に塗るのは難しそうですが、是非一度体験してみたいですね。
今後、アート体験ができるカフェコーナーの併設なども計画されているようで、ますます楽しみです。
屋上には海を一望する展望デッキ
晴れた日には是非屋上に上がってみてください。海を一望する展望デッキがあります。
すぐ前は多賀の浜海水浴場。真っ青な海と空が広がります。
淡路島西海岸は夕日スポットなので、美しい夕日をバックに撮影できる写真スポットにもなります。
駐車場
駐車場はSHIDOの前に10台分ほどあります。
周辺にも駐車スペースがあるので、車を停める場所に困ることはないと思います。
施設情報
営業情報
- 営業時間:平日13:00~17:00 土日祝10:00~18:00
- 定休日:火・水曜日
- 入場料:無料
- 住所:兵庫県淡路市多賀2150(近畿壁材工業構内)
- 駐車場:10台(無料)
アクセス
車でのアクセス
・神戸淡路鳴門自動車道・北淡IC~(15分)
・神戸淡路鳴門自動車道・津名一宮IC~(10分)
ジェノバラインでのアクセス
岩屋港から路線バスで「一宮事務所前」下車、徒歩(6分)