静御前ゆかりの公園「静の里公園」
「静の里公園(しずかのさとこうえん)」は、淡路市志筑にある、源義経との悲恋で有名な静御前ゆかりの公園です。
静御前のお墓と伝わる石塔があり、お参りすると、縁結び・安産・技芸熟達のご利益があると云われています。
園内には史料館、茶室、高さ15mの相輪の宝塔などがあり、また堀には錦鯉が泳ぎ、周辺にはサクラやアヤメなどが植えられています。
そして、「静の里公園」と言えば、かつて1億円の金塊が展示されていた場所!
現在は金塊のレプリカや当時の様子を残した写真などが展示されています。金塊と同じ重さを持ち上げることができる力自慢コーナーもあります。
静御前に想いを馳せたり、鯉のエサやりを楽しんだり、季節の花々を愛でたり、人も少ないのでゆっくりできます。無料で入園できるので、機会があれば立ち寄ってみてください。
静の里公園は無料で入園できます
静の里公園の入園料は無料。開園時間の9:30~17:00であれば自由に見学できます。
静御前の墓
園内には鯉が泳ぐ堀があり、静御前の墓は堀の奥にあります。
堀の横には「幸せを呼ぶ鐘」があり、自由に鳴らして幸せを呼び込むことができます。
堀には「泳ぐ金塊」の看板が。
堀の中を見ると、泳ぐ金塊を発見!
ここの鯉はエサ慣れしているのか、橋の上を歩いているだけで集まってきます。
後で、史料館に寄ると、鯉のエサが売っていました。
ぐるっと橋を渡った先に静御前の墓がありました。
お花も添えらえれ、きれいにされていますね。
よく見ると、左側は静御前の墓ですが、右側には「源義経公の墓」がありました。
義経は奥州平泉で亡くなっていますが、静御前の想いを汲んで義経の墓と並べられているんでしょうね。
この場所は中納言一条能保の荘園だったところで、この地に静御前が隠棲し、そして最後を迎えたと云われています。
静御前の墓を詣で祈れば、縁結び、安産、技芸熟達のご利益があるとされているそうです。
1億円の金塊が展示されていた史料館
覚えておられますか?史料館には、かつて1億円の金塊が展示されていました。
当時は金塊を見ようと多くの人であふれていました。平日ということもありますが、今はすっかり静かなものです。
史料館の入口前で鯉のエサも販売されています。(セルフ方式です)
現在は金塊のレプリカが展示されています。時期によって大きさの違う金塊だったようです。金塊が2個になった時期もあったとは知りませんでした。
当時かなり話題になり私も見学に行きましたよ。みんなに触られて金塊の上が少し減ってへっこんでいたような記憶がありますね。
「一億円の金塊」展示開始から返還までの歩みによると、ふるさと創生資金が交付された平成元年(1989年)から平成22年(2010年)まで約21年間展示されていたようです。
レプリカの前には力自慢コーナーがあり、金塊と同じ重さを実際に持ちあげて体験することができます。
重さが63キロあり、持ち上げてみましたが、まったく持ちあがりません!腰を悪くしそうで無理はできませんでした。
63キロの金塊だと、今だといくらになるんだか。8億円?9億円?すごいですね。
館内には、淡路だんじりの写真やミニチュアなども展示されています。
掛け軸や観音像などもあるようです。じっくり見てみたいですが、残念ながら立ち入り禁止になっており遠目にしか見学ができません。
相輪の宝塔
静の里公園のシンボルともいえる、高さ約15メートルの相輪の宝塔もあります。
あわじ花へんろ・花の札所
静の里公園は、あわじ花へんろ・花の札所の第16番になっています。
水辺に沿ってサクラやアヤメなどが植えられていて、春には桜、5月には紫と白のハナショウブが美しく咲きます。
さくら(4月)、ハナショウブ・アヤメ(5月)
静の里公園の駐車場
県道沿い、公園の西側に駐車場があります。公園の案内看板が出ているので迷うことはないと思います。
訪問日は工事中でしたが、駐車場から直接、静の里公園に入園することができます。
相輪の宝塔のすぐ横に公園の入り口があります。
静の里公園の基本情報
基本情報
- 時間:9:30~17:00
- 定休日:史料館は月曜日休館
- 入園料:無料
- 住所:兵庫県淡路市志筑795-1
- 駐車場:無料