福良八幡神社
淡路島南部・福良にある「福良八幡神社」をご紹介します。
福良湾をのぞむ高台にあり、”福に良い”神社と言われ、地元の方に親しまれています。
御祭神は、誉田別尊(ホンダワケノミコト、応神天皇)、仲哀天皇、神功皇后。
必勝祈願や安全祈願、商売繁盛などのご利益があるとされていますね。
緑豊かな山の中にあるきれいな神社で、静かな雰囲気の中でお詣りできます。
道の駅福良からもすぐ歩いて行けるので、是非立ち寄ってみてください。
鳥居
昭和レトロな雰囲気を残す福良商店街を歩いていると、鳥居が出てきます。
鳥居をくぐり、ちょっと急な石段を上がり、この門を抜けると境内です。
福良八幡神社の由来
福良八幡神社の御祭神は、誉田別尊(ホンダワケノミコト、応神天皇)。配祀神として、仲哀天皇、神功皇后、武内宿祢も祀られています。
社伝によれば、貞観元年(859年)清和天皇の勅願により、奈良大安寺の僧行教が宇佐八幡宮の御分霊を奉じて京都男山へ勧請の途中、ここ福良浦に寄って創祀されました。
拝殿
手水舎で手と口を清めます。龍の目が光ってかっこいい!
拝殿をお詣りします。大きなしめ縄が目立っています。
この拝殿は、元和6年(1620年)に建立された貴重な文化財だそうです。
”福に良い”神社と言われ、八幡さまなので、必勝祈願や安全祈願、商売繁盛などのご利益があるとされていますね。
本殿
現存する三間社流造の本殿は、拝殿よりも古く、天正3年(1575年)に建立されたそうです。淡路でも数少ない桃山建築物で、もとは桃山風に彩色されていたといわれています。
昭和35年(1960年)には、兵庫県指定文化財に登録されています。
拝殿からも少しだけ本殿を拝むことができます。
高良神社
摂社もたくさんお祀りされていて、その一社が「高良神社」。
八幡神社の鬼門を護る神社で、御祭神は、応神天皇を含め5代の天皇に仕え、360歳を誇る日本一の長寿の神様・武内宿祢です。
八幡神社創建当初から建ち、昔はここでお焚き上げが行われていたそうです。
境内には、高良神社のほかにも、南あわじ市らしく素麺神社(大神神社)など変わり種の神社もあります。
陰陽石
境内には「陰陽石」もありました。
陰陽石由来にはこのように書かれています。
それ陰陽は天地万物創生の二つの性気にして男女も亦陰陽なり
古来夫婦和合安産成育子孫繁栄富貴長寿は人みなこれを願う
往昔福良の浦人鳴門の海より陰陽石を求めここ八幡鎮守の聖地にまつる
郷人すべて日夕これを礼拝祈願すればその霊験あらたかなるべし
春祭りのだんじり
福良八幡神社では、毎年4月第1日曜に春祭りのだんじりが行われます。
勇壮なだんじり10台の練り込みと勇ましいだんじり唄を見ることができます。
秋の例祭「三三祈祭」
毎年10月第2日曜日には、秋の例祭が行われます。
秋の例祭は「三三祈(みさき)祭」ともいわれ、淡路島では唯一の大人による女神輿が登場します。厄除け祈願に福良地区の、数え33歳になる女性たちが、神輿を担いで街中を練り歩きます。
稲荷神社
こちらも摂社でしょうか。福良八幡神社のすぐ近くにあった稲荷神社にもお詣りします。お利益あるといいですね。
住吉神社
稲荷神社の先を少し歩くと、住吉神社もありました。
たまたま出会った神社で詳細は不明したが、ネットで検索してみると、御祭神は上筒男命(ウワツツノオノミコト)だそうです。
住吉神社からは福良湾方面がよく見えます。半円の建物が道の駅福良・なないろ館です。
福良八幡神社の基本情報
基本情報
- 時間:24時間見学可能
- 定休日:なし
- 参拝料:無料
- 住所:兵庫県南あわじ市福良甲1331
アクセス
道の駅福良から、福良八幡神社の鳥居までは歩いて6分ほど
複雑な場所ではないので、マップを確認しながら行けば迷うことはないと思います。