あわじ石の寝屋緑地の見どころ
あわじ石の寝屋緑地(いしのねやりょくち)は、淡路島の北端に2015年オープンした森林公園です。
大きな芝生の広がる森の広場や遊歩道、展望台などが整備され、淡路島の豊かな自然を満喫することができます。
緑地の名前にも入っているように、「石の寝屋」の古墳群(古墳時代に海辺で生活していた人々のお墓)が保存されており、歴史を感じるスポットでもあります。
また、ここの一番の見どころは標高245mの場所にある「海峡展望台」からの絶景。明石海峡大橋を真正面から見下ろすことができるんです。
淡路島に明石海峡大橋が見えるスポットは数あれど、この角度で見れる場所はなかなかありません。急な階段を上がりきった先に見れる絶景ですが、がんばって是非一度は行ってみて欲しい超おすすめスポットです。
森の広場
駐車場から舗装された道路を5分ほど歩くと「森の広場」に到着します。
森に囲まれた広場に、休憩所やトイレ、水飲み場などがあり、ゆっくりできます。
自販機はないので、飲み物などは事前に用意しておきましょう。
コースは「一般向け」と「健脚向け」があり、広場の奥にあるこの階段から「健脚向け」のコースが始まります。「森の広場」で一息入れたら出発!
コースの入口近くには古い棚田を利用した「いきものたんぼ」があり、水辺の生き物やあぜの草花などを観察することもできます。(写真左手の段々になっている場所)
急な階段が続きます
海峡展望台まで急な階段がずっと続きます。思ったよりも急激に登ります。
途中に休めるベンチも設置されているので、休み休みしながら20分ほど歩きます。
海峡展望台
ようやく展望台が見えてきました。標高245mまで上がってきたようです。
ここでちょっとゆっくりします。抜ける風が気持ちいい!
展望台からは、明石から神戸、大阪湾のほうまでよく見えます。
待ってました!この景色。明石海峡大橋を真正面から見下ろすことができます。
ズームしてみると橋を渡る車までよく見えます。まさに絶景です!
階段は結構大変でしたが、来る価値は絶対にありますよ。
淡路サービスエリアの観覧車もよく見えます。
周りを見渡すと、あわじ花さじきや淡路島公園も見え、反対側には大阪湾海上交通センター(大阪マーチス)のタワーなども間近に見ることができます。
ジェノバラインが発着する岩屋港もよく見えます。絵島も見えてますね。
見上げる展望台
「海峡展望台」から「見上げる展望台」までは、穏やかな尾根の道を進みます。
先ほどまでの階段地獄が嘘のように平和な道が続きます。木々の隙間から入ってくる木漏れ日が気持ちいい!
少し歩くと「見上げる展望台」に到着。
寝転がって空を観察するための展望台で、9月下旬から10月初旬にはサシバやハチクマなどのタカ類が明石海峡を渡る姿が観察できるようです。
この日は残念ながら鳥が飛んでいる姿は目撃できず、飛行機だけが飛んでいました。
また時期を変えて来てみてみたいですね。午前中から日中が観察しやすいようです。
空中展望台
こちらは「空中展望台」。
空中にせり出したような展望台で、尾根から山を見下ろす景色が望めます。
海は見えますが、ここは基本的には山を見る場所なので、眺望はあまり楽しくないかも。
石の寝屋古墳群
穏やかな斜面を下りながら進むと「石の寝屋古墳群」の看板が見えてきました。
6世紀後半に海辺で生活していた人々のお墓の古墳群と考えられているのだとか。
古墳群は全部で8基見つかっていますが、残念ながら保存のため、いまは見学することはできなくなっています。
古墳群からは海が見え、古墳時代の人々も同じ海を見ていたのかもしれませんね。
ロマンを感じながら帰路につきます。
帰りは「一般向け」コースを通れば20分ほどで森の広場まで帰ることができます。
「一般向け」コースの入り口に到着。杖の貸し出しもやってたみたいです。
コース上には立て看板がわかりやすく設置され、基本的に一本道なので道に迷う心配はありませんでした。
階段はちょっと大変ですが、ゆーっくり歩いて1時間半ほどで周れます。展望台など見どころも多く、自然を感じながらのハイキングは楽しかったですよ。
駐車場
立派な駐車場も整備されています。(無料)
明石海峡大橋の絶景求めてこの駐車場がいっぱいになる日が来るかもしれませんね。
あわじ石の寝屋緑地の情報
営業情報
- 営業時間:9:00~17:00
- 入場料:無料
- 定休日:定休日なし
- 住所:兵庫県淡路市岩屋茂谷2009-3
- 駐車場:無料(乗用車40台)
アクセス
車でのアクセス
神戸淡路鳴門自動車道・淡路IC~(約5分)
高速バスでのアクセス
淡路ICから徒歩約30分
ジェノバラインでのアクセス
岩屋港から徒歩約40分